便秘は一括りに考えられがちですが、
一口に便秘と言ってもいろんな種類があります。
便秘を改善するには、
この種類に合わせた改善法を実践しなくてはいけません。
でも、多くの場合、
単純に便を出すことだけで解消しようとするので、
根本的な便秘の改善が出来ないのです。
便秘が改善出来なければ、体内環境は悪化の一途をたどります。
的確な改善方法を実施するためにも、
便秘の種類を知り、
“自分がどのタイプに当てはまるのか”をしっかり把握しましょう。
便秘の種類の詳細
便秘は、大きく分けると、
機能性便秘と器質性便秘の2種類になります。
便秘に悩まされているほとんどの方は、
機能性便秘になります。
機能性便秘は、腸自体に異常があるわけではなく、
腸の働きが低下したり、その機能に異常があるときに起こる便秘です。
この機能性便秘は、
さらに急性便秘と慢性便秘に分かれます。
急性便秘は、旅行や新生活など環境が変わることで、
一時的に起こる便秘です。
生活のリズムが変わったり、
摂取する食事内容が変わったりすることで、
腸の蠕動運動が弱まり、一過性の便秘が引き起こされます。
慢性便秘は、排便が週に3回程度で、
その状態が1ヶ月以上続く状態の便秘です。
慢性便秘の場合、その原因によって、
- 弛緩性便秘
- 痙攣性便秘
- 直腸性便秘
の3種類に分けられます。
弛緩性便秘は、大腸の筋肉が緩んだり、
筋力が低下することで起こります。
筋肉が緩むと、腸の蠕動運動が低下して、
長時間、便が腸内に留まってしまい、
便が固くなって排便しづらい状態になります。
長時間、便が腸内に留まってしまい、
便が固くなって排便しづらい状態になります。
痙攣性便秘は、
自律神経の乱れによって引き起こされます。
ストレスや疲労が溜まると、
自律神経に影響を与えてバランスを崩してしまいます。すると、大腸の筋肉が緊張して痙攣をするため、
スムーズに排便出来なくなるのです。
自律神経に影響を与えてバランスを崩してしまいます。すると、大腸の筋肉が緊張して痙攣をするため、
スムーズに排便出来なくなるのです。
直腸性便秘は、便意が我慢してしまい、
それが習慣化して腸の神経が鈍ることで起こる便秘です。
習慣性便秘とも言われる直腸性便秘でも、
腸内に便が留まるため、便が固くなり出ずらくなります。
腸内に便が留まるため、便が固くなり出ずらくなります。
いずれにしても、
一番多いのは慢性便秘のタイプなので、
自分に当てはまるタイプを見つけて、
改善方法をさがしていきましょう。
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